TOKYO SCENE 2000参加作品4CODE

音についてのノート

構成とスクリプト
シーン1 10分  「硬直し物体化する肉体が存在する。」 
シーン2 10分  「高速で増殖する情報で限界を超える肉体。」
シーン3 10分  「破壊された肉体の再生。」   

演奏方法 
*上記スクリプト受け取りから本番まで一ヶ月弱という時間的制限、事前のリハーサルへの対応が不可能であること、およびスクリプトの量から判断し、本スクリプトに沿った製作物(CD)を提供することでダンスの構成、振り付けを行う方向で進行。

使用ハードウェア環境
*次回松山でのCODE公演を考慮し、生演奏、即興演奏を行うことを念頭に置きPowerBookG3上で完結するプログラミングを行う。

進行状況
08/01 スクリプト受取、演奏方法FIX
    下記についてディスカッションし読み解く作業を継続
    -音の好み
    -過去の作品上、音に関する部分について
    -聴取の嗜好
    -踊り手のもつリズム感
08/19  CDFIX
    各シーンに対応したTrack1-3で構成
    音色
    *音色は1種類、多くても2種類
    *コンピュータのDigitalSignalProcessingによりリアルタイムに作成。サンプリングは使用しない
    *Track1
    抑圧され、封じ込められた袋から飽和点を超えて飛び出してくる音
    音の距離感、位置を明確にする
    *Track2
    飛び出した個々の音が1つの塊となり、急進力を増した音郡は一定のリズムを生み出し 閉鎖された闇を突き進む
    リズムはダンスとリンクし、そしてダンスを煽る
    *Track3
    ピアノ2音から発せられる拡張された倍音とFeedBackで構成される
    抑圧されながらも原音から飛び出し生まれ出る新たな音色
    最後は美しく平坦ながら混沌とした音の地平へと展開する
08/30  本番